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生き物のすみかを学ぶ 読谷・渡慶次小ビオトープ活動


生き物のすみかを学ぶ 読谷・渡慶次小ビオトープ活動 ビオトープで佐々木健志助教から植物の説明を受ける児童=11月29日、読谷村の渡慶次小学校
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 【読谷】環境教育に取り組む小中校を支援する「ライオン美らアクション」へ2021年に認定された読谷村立渡慶次小学校は11月29日、琉球大学風樹館学芸員の佐々木健志助教を招き、同校が取り組むビオトープ活動についての講話を開いた。ライオン美らアクションの関係者らが渡慶次小の中庭にあるビオトープを視察した。
 佐々木助教は「ビオトープは生き物が食べ物を得られて住んでいける場所だ」と説明し、「生き物のつながりを考えて管理することが大事」とアドバイスした。
 講話を聞いた石川妃南乃さん(11)は「自然を取り戻すためにビオトープを作るということを知った」と話した。山内理紗子さん(12)は「ビオトープを大事にしたい」と思いを強めた。
 講話後は佐々木助教がビオトープの植物や遊び方を紹介。児童らは植物や昆虫を触ったり観察したりした。様子を視察したライオンの小和田みどりサステナビリティ推進部長は「自分たちで作ったビオトープでリアルに学び、実感してもらっていることがとても良い」と話した。 (金盛文香)