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北中城の観光ガイド任せて/養成講座修了/1期生21人、有償で活動へ


北中城の観光ガイド任せて/養成講座修了/1期生21人、有償で活動へ 修了式の成果発表で「祈り」「自然」「伝統文化」「歴史・学び」の「四つ葉のクローバー」で北中城村の魅力を説明するガイドたち=12月21日、北中城村役場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【北中城】北中城村の魅力を発信する公認ガイドを養成しようと、村観光協会(島田勝也会長)による講座が10月から初めて実施され、12月21日に第1期生の修了式が村役場であった。修了したのは村内外から応募した21人。今後は村観光協会からの依頼に応じ希望者を案内する有償ガイドとして活躍する。
 養成講座を10月から週2回のペースで実施した。4回の座学と3回のフィールドワークの課程があり、修了式の日の成果発表に向けた資料作りなどにも取り組んだ。
 北中城村の観光は(1)ガイドをできる人たちの高齢化(2)人材不足(3)素通り観光(4)滞在期間が短い―といった課題が指摘されていた。そのため村の観光財産である歴史や文化、地域の魅力を正しく伝える人を養成するため、この講習を実施した。
 成果発表は喜舎場、荻堂・大城、仲順の3地域のチームに分かれ、自らが担当した地域の魅力を説明した。“新人”ガイドたちは文化や歴史、癒やしなどの魅力を物語を交えて説明し、来場者に地元の魅力をアピールした。
 修了証を手渡した島田会長は「観光とは訪れた人に地元の光を見せることだ。観光協会と村とも協力し、これからも盛り上げてください」と激励した。 (島袋良太)