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読谷の村民運動、合唱で再現/「鳳の花蔓」公演、地元で拍手


読谷の村民運動、合唱で再現/「鳳の花蔓」公演、地元で拍手 読谷村民と山内徳信村長(当時)が読谷村の土地を米軍から取り戻す村民闘争をする場面=12月24日、読谷村文化センター
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 【読谷】読谷村の戦中から戦後の歴史を合唱で描くオラトリオの「読谷平和コンサート 鳳(おおとり)の花(はな)蔓(づる)」読谷公演が12月24日、読谷村文化センター鳳であった。村民ら約600人が会場を訪れ故郷の劇に大きな拍手を送った。主催は同実行委員会。
 劇は、戦中のチビチリガマ内部の様子などから始まり、山内徳信元読谷村長が村の土地を米軍から取り戻す村民運動などを描いた。
 作曲家の藤村記一郎さんが劇の構想や作曲を、日本ペンクラブ所属の佐々木淑子さんが台本・作詞を行った。同劇は構成に20年ほどかけ、5月に愛知で初公演を成功させた。
 劇を鑑賞した山内元読谷村長は「このような読谷の劇は見たことがなかった。新たな文化の花が咲いたのでは」と舞台上で感想を述べた。 (福田修平)