【宜野湾】宜野湾市新城のカフェユニゾンは12月21日、市野嵩の同市役所を訪れ、子ども支援事業の一環としてレトルトなどの食料品約2万9千円分を寄贈した。今回で4回目。新型コロナウイルス禍以降、同店から毎週25食の無料弁当の配食支援を受けた普天間3区自治会の子どもらが駆けつけ、寄贈式とともに感謝式も開いた。
カフェユニゾンは2020年9月から店舗に募金箱を設置。集まった支援金で保存のきく食料品を購入し、市の子ども支援事業の一環として寄贈してきた。同店は12月いっぱいで休業し、同様の寄贈は今回で一区切りとなる。三枝克之代表(59)は「サービスを気に入ってもらえたら、チップの代わりに寄付を頂いた。困った時、人にどう手をさしのべるかを地域で考えられる、そんな世の中になってほしい」と願いを託した。
食料品を受け取った松川正則市長は「新型コロナウイルス禍や物価高のダブルパンチで厳しい状況の人もいる。企業の皆さまと同じように、行政も子どもたちのためになることをやっていきたい」と感謝した。
贈呈式の後は普天間3区に住む小学3年生から中学3年生までの子どもらが集まり、同地区でカフェユニゾンが20年5月ごろから23年11月まで続けた弁当配食支援の感謝式を開いた。普天間中学校に通う女子生徒は「3年間部活に励んできたが、バランスのとれた弁当に支えられてきた」と感謝の気持ちを伝えた。弁当の調理を担った同店の内間栞奈さん(25)は「喜んでもらえて私たちもうれしい。頑張って大きくなってください」とエールを送った。(名嘉一心)
有料
子ども支援へ食料贈る/宜野湾・カフェユニゾン/弁当配布に地域から感謝も
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琉球新報朝刊
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