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「110番は適正利用を」 うるま、比嘉選手「一日署長」


「110番は適正利用を」 うるま、比嘉選手「一日署長」 110番の適切な利用を呼びかける(右から)濵田哲男署長、比嘉美空さん、沖田優花さん=8日、うるま市のうるマルシェ
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 【うるま】うるま署(濵田哲男署長)は8日、うるま市前原のうるマルシェのイベント広場で、1月10日の「110番の日」に合わせ、110番の適正利用を周知するための広報活動を行った。
 同署はこの日、前原高校3年でブレイキン(ブレイクダンス)のパリ五輪強化選手の比嘉美空(ちゅら)選手(18)を一日警察署長に任命した。
 比嘉選手は濵田署長から委託状を受けると「今年は事件事故のない安全で安心な年にしましょう」と来場者に呼びかけ、ブレイクダンスを披露した。会場では茅原書藝会虹葉書道塾=うるま市=の沖田優花さん(21)による「110番の日」の揮毫(きごう)も実演された。
 うるま署によると、昨年同署に寄せられた110番の有効受理件数は7937件(前年同期比470件増)。いたずら電話や無言電話などにより緊急の通報がつながらず、犯罪被害の防止や犯人確保に支障が生じるケースもあるという。
 濵田署長は「110番は緊急時の専用ダイヤル。緊急でない場合は『#9110』の利用をお願いしたい」などとあいさつした。 (西田悠)