【石垣】沖縄県石垣市の平得公民館(大底和夫館長)は1月28日、五穀豊穣(ほうじょう)や住民の無病息災を祈願する種子取祭(たねどりさい)を市平得の大阿母(ホールザー)御嶽で執り行った。恒例の「カタバル馬」もあり、10頭の馬が健脚を披露して観客を沸かせた。神事や地域住民の舞踊、余興が次々と披露され、参加者は地域の繁栄を願った。
御嶽前で平得婦人会や老人クラブ、地域の各班などが多彩な芸能を披露。種子取祭恒例の神事「カタバル馬」では、カタバル馬愛好会のメンバーが馬にまたがり御嶽前を駆け抜けると、観客は拍手をしたり、スマートフォンで撮影したりしてにぎわった。
大底館長は「世果報世(ゆがふゆ=平和、幸せな世)と住民の無病息災を願う神事が厳粛に執り行えることに感謝したい」とあいさつした。
(照屋大哲)