【うるま】県医師会はこのほど、「65歳未満健康・死亡率改善プロジェクト」の一環でうるま市内11カ所の郵便局(与勝郵便局は除く)に血圧測定器を設置した。同会の砂川博司理事と琉球大学保健管理センターの崎間敦所長らが1月17日、石川郵便局を訪ね、来客者に機械の使用方法などをレクチャーした。
同プロジェクトでは県内の65歳未満の男女の健康状態と死亡率が悪化していることを受けて、高血圧関連の疾患を重点に対策を講じ、健康と死亡率の改善を目指している。測定器のそばには市内21カ所の医療機関をまとめた資料や、血圧に関するパンフレットも設置している。
石川郵便局で血圧を測定した池原トモ子さん(80)=うるま市石川東山本町=は「健康管理に役立つ。区民にも、郵便局で健康管理ができることを広めたい」と笑顔で話した。
砂川理事は「日本人の健康課題である血圧にアプローチし、医療機関などにつなげたい」と期待した。 (名嘉一心)
有料
郵便局に血圧計設置 うるま11カ所、県医師会
この記事を書いた人
琉球新報朝刊