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二代目☆徳王 腹取りで快勝 東恩納闘牛 シーの一番 しらみず龍桜下す


二代目☆徳王 腹取りで快勝 東恩納闘牛 シーの一番 しらみず龍桜下す しらみず龍桜(右)の腹取りをし、勝利を勝ち取った二代目☆徳王=4日、うるま市の石川多目的ドーム
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【うるま】東恩納闘牛大会(東恩納闘牛組合主催、琉球新報社共催)が4日、うるま市の石川多目的ドームで開催された。元旦から3日連続開催された各闘牛大会から約1カ月ぶり。東恩納闘牛大会は、全試合5分以内の短期決着でやや物足りない感もあったが、テンポよく進行し、闘牛ファンは久しぶりの闘牛観戦を楽しんだ。

 オープニングアクトを務めた「oviik/99broadway」がシーの四番に出場したやんちゃんの入場曲をライブで熱唱し会場を盛り上げる場面もみられた。

 シーの一番中量級メインマッチは、地元東恩納組合所属の二代目☆徳王がしらみず龍桜(りゅうおう)を3分57秒で下し勝利した。リング中央で交角すると、まずはしらみず龍桜がトガイー角を使った打撃戦を展開した。二代目☆徳王はいつも通り守りを固め相手にぴたっと頭を押し付け応戦した。しらみず龍桜に二度三度押し込まれる場面も見られたが、フットワークを使い冷静に対処すると、逆襲とばかりに相手の隙を見逃さず腹取りで勝負を決めた。持久戦を得意とする二代目☆徳王が腹取りで快勝する意外な結果となった。これで5連勝。

 シーの三番ミニ軽量クラスのリターンマッチは、前回苦杯をなめた昭和56年生号が蓮菜龍(はすなりゅう)に豪快な腹取りでリベンジを果たし殊勲賞を獲得した。シーの五番にピンチヒッターとして急きょ出場したマチャラ牧場グーパンダ(元軽量級王者・琉神一輝)はこのチビKINGとの対戦を引退試合と位置づけ、現役最終戦を見事に勝利し有終の美を飾った。 (平川智之通信員)

【優勝】二代目☆徳王
【ゆかり賞】乱磨
【殊勲賞】昭和56年生号
【敢闘賞】やんちゃん