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「感動産業」世界に広げる うるま市で報告会 「肝高の阿麻和利」東京公演も


「感動産業」世界に広げる うるま市で報告会 「肝高の阿麻和利」東京公演も ステージアトラクションで東京公演の成功を報告する「肝高の阿麻和利」のメンバーたち=21日、うるま市民芸術劇場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【うるま】うるま市は1月21日、昨年8月に開催した現代版組踊「肝高(きむたか)の阿麻和利(あまわり)」の東京公演をはじめとする「感動産業特区うるま市シティプロモーション事業」の市民報告会を、うるま市民芸術劇場で開催した。東京公演の出演者や中村正人市長が登壇し、事業を振り返るとともに「阿麻和利」の観光資源としての活用など将来ビジョンを語り、うるま市で生まれ育った舞台の継承発展を誓った。
 トークセッションには中村市長や「阿麻和利」役の福永勇飛也さん、「百十踏揚(ももとふみあがり)」役の田原里桜さんら出演者が登壇した。田原さんは東京公演について「県外の人に魅力を伝えられるか不安だったが頑張った。これから海外にも阿麻和利の魅力を発信したい」と語った。
 中村市長は東京公演に2日間で約4千人が来場したことや、現地でレセプションも開催したことを報告。うるまには闘牛や伝統エイサーなど地域資源が多くあると紹介した上で「感動産業の事業を宣言した。県内外、世界まで感動を広げていきたい」と観光活性化に決意を示した。
 最後は阿麻和利メンバーによるステージアトラクションもあり、訪れた観客や家族などが大きな拍手を送った。 (島袋良太)