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中の町小児童がTシャツ企画 沖縄市 売り上げを社会活動に寄付


中の町小児童がTシャツ企画 沖縄市 売り上げを社会活動に寄付 企画したTシャツについて質問に答える中の町小学校の児童たち=19日、沖縄市立中の町小学校
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【沖縄】沖縄市立中の町小学校で19日、6年生2クラスの児童がTシャツを企画するコンテストの発表会があった。児童が企画したTシャツは、住宅建築会社のここちホーム(浦添市、又吉拓馬社長)が実際に制作し、売り上げの一部を社会活動に寄付する。優勝作品は約20万円を寄付する。
児童たちは6チームに分かれ、テーマ設定や素材選び、デザイン、価格設定などを企画した。チームは「株式会社」とし、社長や商品企画担当、販売担当などの役割も決めた。
テーマは能登半島地震の被災地支援、海の生き物や自然保護の活動支援などさまざま。投票の結果、犬や猫の殺処分をなくす活動を支援するチーム「Animal」が優勝した。
優勝チームのTシャツの収益はNPO法人「おきにゃあわんネットワーク」に寄付する計画。ここちホームの又吉社長は「社会に出て、世の中の役に立てる人になって」と激励した。
優勝チームの「社長」を務めた與志平紗瑛(よしひらさえ)さん、企画発表をした瀬良垣雄真さんは「犬や猫の殺処分を知って何とかしたいと思った。会社の仕組みを知ったので、これから必要な力を中学や高校で身に付けたい」と話した。 (島袋良太)