「平和思う心、伝えたい」 宮古島出身豊岡さん 東京で三線教室


「平和思う心、伝えたい」 宮古島出身豊岡さん 東京で三線教室 記念撮影する豊岡正司さん(前列中央)と受講生=1月21日、東京台東区の三線教室
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【那覇・東京】宮古島市出身で首里育ちのアーティスト兼ミュージシャンで東京在住の豊岡正司さん(55)は、芸能活動の傍ら沖縄文化を伝えている。

 青い帽子の翁長雄志元県知事を描いた追悼絵画作品「R.I.P for Mr.Onaga」で知られる豊岡さんは「沖縄を離れ35年が経ち、アイデンティティーを求め沖縄の歴史文化や沖縄戦を学び、県外で伝えたい思いで三線教室を行っている」と述べた。

【関連記事】悲しみ、希望を絵画に「天国の首里城」 首里育ちの豊岡さん 三線バンドで寄付活動も

 昨年9月にマレーシア公演を行った豊岡さんは「一番伝えたいのは平和を思う心」と語り、国外でも積極的に沖縄文化を発信している。

 東京台東区の三線教室に通う女性(66)は「定年後に好きな民謡をやりたくて始めた。豊岡さんのライブや沖縄戦などの映画鑑賞会や講話を聴いて学んでいます」と話した。 

(喜納高宏通信員)