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3校協働 今帰仁小・中、兼次小 琉球新報に12万円託す 能登地震義援金


3校協働 今帰仁小・中、兼次小 琉球新報に12万円託す 能登地震義援金 能登半島地震の義援金を琉球新報に託した今帰仁村の小中学生=1月31日、琉球新報北部支社
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【今帰仁】今帰仁中学校、今帰仁小学校、兼次小学校の生徒会と児童会のメンバーが1月31日、琉球新報北部支社を訪れ、能登半島地震の義援金計12万6573円を託した。3校の生徒会と児童会は活動時期を合わせるなど互いに連携し、1週間の募金活動を実施した。

 今帰仁中では「500円募金」と名付けた独自の募金活動を展開した。同中の生徒会は、募金額を高く設定して募金に悩んでもらうことで、募金をしなくても被災地への関心を持ち続けてもらおうと実施した。周辺の小学校にも声をかけて17日から23日まで活動し、6万9200円を集めた。募金活動リーダーの平良桜子さん(14)は「被災した人を少しでも支援したい思いがあった。石川はとても寒いが家を失っている人も多く、暖かい毛布や水を手に入れるために使ってほしい」と願った。

 今帰仁小と兼次小も今帰仁中の活動を知り、18日から約1週間の活動を始めた。いずれも午前8時前後から募金箱を持ち、校門や校舎内を回って協力を呼びかけた。兼次小6年の島袋一愛さん(12)は「活動を通じて命の大切さやお金を無駄にできないことを学んだ」と話した。今帰仁小6年の喜屋武結花さん(12)は「児童の親や工事作業員などからも募金があった。能登半島に対してみんなが協力的になっていた」と振り返った。 

(武井悠)