【沖縄】沖縄市内の老人クラブ「知花ときわ会」(栄野比和光会長)は2月11日、知花区にある知花グスクや阿麻和利を討ち取ったとされる鬼大城の墓などを巡る「沖縄市知花の歴史ロマンを巡る散策」を実施した。市内外から29人が参加した。
参加者らは知花公民館から出発し、約2時間をかけて各所を巡った。知花十字路から北西へ約300メートル行った地点にあり、カルスト残丘地形を利用して造られた標高87メートルの知花グスクでは、頂上まで階段を上り、越来グスクを望んだ。
同企画には沖縄市立郷土博物館の縄田雅重副館長(47)が帯同し、各所で拝所やグスクの役割などについて解説した。縄田副館長は「(回ってきた場所は)現代の人にとって直接的な関わりは薄れてきたが、当時の人の思いを知ったり、文化を残したりする意味で大切だ」と述べた。
幼少期は知花グスクが遊び場だったという比嘉惠津美さん(66)=市知花=は「地域を自分の足で歩くことで、改めてたくさんの拝所や御嶽などが残っていることが分かり、誇りに思えた」と話した。 (名嘉一心)
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知花散策 歴史ロマン堪能 沖縄・ときわ会 拝所やグスク巡る
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琉球新報朝刊
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