修学旅行の「民泊」 受け入れ民家らが応急手当学ぶ 本部町 沖縄


社会
修学旅行の「民泊」 受け入れ民家らが応急手当学ぶ 本部町 沖縄 心肺蘇生法、AEDの使用方法を体験する参加者ら=2月20日、本部町今帰仁村消防本部の消防団施設内
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 本部町で民泊受け入れをしている「合同会社健堅」は2月20日から22日までの3日間、本部町・今帰仁村消防組合消防本部の消防団施設内で応急手当の講習会を実施した。

 2023年度は県外から修学旅行の民家体験学習泊(民泊)で約1万3千人を受け入れた。緊急事態に備えて適切な応急手当を学び、役立てることが狙い。

 本部町と今帰仁村から民泊受け入れ民家やマリンレジャー従事者など約50人が参加した。沖縄美ら島財団と消防本部職員が講師を務め、救急車が来るまでの応急手当と救命措置、住民の役割などを学んだ。

 救命処置では心肺蘇生の手順、自動体外式除細動器(AED)の使用手順の説明を受けた後に、グループ別に実技を経験した。参加した男性(57)は「講習会は初めて参加した。民泊受け入れで2回てんかんに遭遇した。今回の講習を今後の民泊受け入れに役立てたい」と話した。

 (上間宏通信員)