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出産・育児支援充実を要請 子育て世代グループ、読谷村に


出産・育児支援充実を要請 子育て世代グループ、読谷村に 石嶺伝実村長(右端)に要請する「読谷村を子育てしやすい優しい村にしたい親の会」の喜友名皆美代表(右から2人目)=2月21日、読谷村役場
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 【読谷】読谷村の子育て世代で作るグループ「読谷村を子育てしやすい優しい村にしたい親の会」のメンバーが2月21日、村役場に石嶺伝実村長を訪ね、出産・育児支援体制の充実を求めて要請した。要請内容は(1)村内への助産院整備(2)産後ケア事業の充実(3)待機児童解消などのための保育所整備(4)所得制限なしの給食費無償化(5)教材や行事にかかる費用の助成やリユースの推進―など。
 要請したのは喜友名皆美(みなみ)代表らグループの代表6人。喜友名代表は「30年間日本の給料は上がらず、税負担は増えていて、生活の負担が重くなっている。少子化も言われており、子どもたちにお金をかけてほしい」と訴えた。
 石嶺村長は「助産院の話は関係機関と意見交換したい。保育はどこも保育士の人手不足が深刻だが、待機児童解消のために保育士をどんどん募集する」と説明した。給食費無償化については「2億3千万円の費用がかかる。問題は財源だ」と述べ、村単独での無償化は難しいとの認識を示した。知花優教育長は国、県も一緒に財源を拠出する形での無償化が望ましいとの考えを示した。 (島袋良太)