【沖縄】沖縄市を修学旅行で訪れた神奈川県の栄光学園高校の生徒が2月17日、ミュージックタウン音市場で、体験学習の発表会「コザ栄光祭」を開催した。市民も駆け付けてにぎわった。今年で13回目のユニークな栄光祭はいまでは“コザ名物”になっている。同校は2009年の修学旅行で初めて「まちま~い」を実施した。それから毎年市を訪れていたが、コロナ禍で20年から3年間は中止となり、昨年復活した。
修学旅行のメインは、基地の街と呼ばれチャンプルー文化を育む“動き続ける街”沖縄市での多彩な体験学習プログラム。今回もエイサー、琉舞、空手、街並み撮影など約20の体験メニューを用意。プロなどの指導を受け、その成果を3時間、特設ステージで次々発表した。中には充実した体験に涙ぐむ光景も見られた。
今回は初めてショートフィルムの上映もあったほか、農家で収穫体験した野菜の格安販売はたちまち売り切れる人気ぶり。また、翌18日のおきなわマラソンの10キロ部門には10人がエントリーした。
沖縄市は修学旅行生が年々増加しているが、栄光学園は市内に宿泊する滞在型になっているのも大きな特徴。観光経済に波及効果をもたらしている。
沖縄修学旅行担当の吉田明生英語科教諭は「市民や商店街の深い懐で生徒を迎えていただき感謝している。生徒にはかけがえのない貴重な体験になっている」と述べた。
受け入れの中心を担う市観光物産振興協会の金城諭事務局長は「長年のリピート校で感謝の一言。今後も情報交換を密にし、連携を強化していきたい」と期待を膨らませている。 (岸本健通信員)
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コザ体験学習の成果発表 神奈川・栄光学園高 滞在型修学旅行で
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琉球新報朝刊
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