【中部】指定された区間の走破タイムを競うラリー競技「ラリーチャレンジ」(主催・トヨタ自動車GAZOO Racing Company President)が17日、沖縄市コザ運動公園をスタート地点とし、沖縄市とうるま市で開催された。県内での開催は初。競技車やラリーを見ようと約9000人が集まった。
コザ運動公園を出発した車は沿道からの応援に応えながら公道を走行。車が全開走行してタイムを競う「スペシャルステージ」が、うるま市の安慶名自動車学校、ビオスの丘、沖縄市のマルチフィールドの3カ所に設置され、競技者は巧みな運転技術を披露した。
コザ運動公園から出走する車を家族4人で見に来た喜納亮之さん(40)=沖縄市=は「子どもが車好き。実際に見に来られるイベントを楽しみにしていた」と旗を振って応援した。
地域と一体になって盛り上げ「地域に根ざしたお祭り」目指すラリーチャレンジ。開会式でトヨタ自動車の豊田章男会長は「沖縄の車ファンが楽しみにしてくれるよう、みなさんとつくっていきたい」と継続に意欲を見せた。
大会名誉会長の桑江朝千夫沖縄市長は「沖縄市はモータースポーツ振興による地域振興に取り組んでいる。県内外から関係者を迎えられてうれしく思う」とあいさつした。
(金盛文香)