【渡嘉敷】旅立ちの春を迎え、沖縄県渡嘉敷村での赴任期間を終えて転勤する教職員や、進学で島立ちをする生徒らを定期船で見送る光景が見られた。島の“春の風物詩”ともなっている。
27日、渡嘉敷小中と阿波連小の教職員が正午の定期船「フェリーとかしき」で島を離れた。桟橋には大勢の児童、生徒、PTAや住民らが詰め掛け、「先生ありがとう!お元気で!」「お世話になりました!また、お会いできる日を楽しみにしています!」と目に涙を浮かべて別れを惜しんだ。
桟橋では、慶良間太鼓同志会メンバーによる感謝と前途を祝す太鼓の音色が港にこだました。
フェリーが汽笛を鳴らして岸壁を離れると5色の紙テープが春風で空に舞い上がり、フェリーが港の城島(グシクジマ)に隠れるまで手を振り続けた。
(米田英明通信員)