「地域の自主防災に力」 女性団長に辞令交付式 3期目決意新たに 沖縄市消防団


「地域の自主防災に力」 女性団長に辞令交付式 3期目決意新たに 沖縄市消防団 沖縄市の桑江朝千夫市長(左から4人目)から辞令を受ける市消防団の久高清美団長(同5人目)=1日、沖縄市役所
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 沖縄市消防団長の辞令交付式が1日、同市役所で行われた。桑江朝千夫市長から交付を受けて3期目に臨む久高清美団長は「身の引き締まる思いでいっぱい。今後も地域で連携して沖縄市の防災力向上に努めたい」と意欲を語った。

 昨年女性初の県消防協会会長に就任、県消防操法大会の優勝もけん引した久高団長に、桑江市長は「昨年は沖縄市消防の飛躍の年となり、久高団長の尽力のたまもの。ますますの防災力向上に期待したい」と激励した。

 交付式後、久高団長は消防団の仕事について「私たちは一番身近な消防人として、地域の自主防災の力を強くしていきたい」と決意を述べた。
 沖縄市消防団は外国語や手話などで対応する20人の機能別消防団員を含め定員92人。現在は82人が活動する。

 久高団長は「障がい者や外国の人を取り残さないよう、国際都市であることをアピールしながら、若い人たちのへの団加入にもつなげたい」と意欲を語った。

 (石井恭子)