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従軍記者のアーニー・パイルを追悼 沖縄戦から79年 退役軍人ら参加 伊江・沖縄


従軍記者のアーニー・パイルを追悼 沖縄戦から79年 退役軍人ら参加 伊江・沖縄 アーニー・パイルの記念碑に献花する名城政英村長(右)と村議会の島袋勉常任委員長 =4月20日、伊江村川平
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 【伊江】79年前の沖縄戦で犠牲になった米軍人の従軍記者アーニー・パイルを追悼する慰霊祭が4月20日、伊江村川平のアーニー・パイル記念碑で開かれた。

 沖縄に住む退役軍人や海兵隊員のほか、名城政英村長、村議会の島袋勉常任委員長らが出席した。

 アーニー・パイルは第2次世界大戦中、米国の従軍記者として戦線を渡り歩き、戦地にいる兵士について人間性あふれる記事を新聞に掲載した。1944年にはピュリッツァー賞を受賞し、米国を代表する従軍記者として知られるようになった。45年に米軍の沖縄上陸に同行。同年4月16日に伊江島に移り、取材中の同18日、日本軍の銃弾を受け亡くなった。

 慰霊祭ではアーニー・パイルの功績が紹介され、名城村長をはじめ退役軍人らが記念碑に献花し、全員で黙とうをささげた。