保育士・教諭、親子で研修会　伊江　やっしーさん講師　ふれあい遊びなど学ぶ

　【伊江】伊江村の保育所や幼稚園、小学校などの関係者らを対象にした研修会が１６、１７の両日、伊江村総合体育館、伊江村農村環境改善センター、東保育所、伊江小学校を会場に、行われた。保育園と幼稚園の園児や保護者、保育士、幼稚園教諭、伊江小学校１、２年生らが参加し、歌や体を使った遊びなどを楽しみながら学んだ。
　講師は「やっしー」の愛称で親しまれている、おおしまやすしさん。やっしーさんは、子ども歌作家、保育士、子どもと親子向け公演活動講師、運動会研修会講師などとして幅広く活動している。研修会では、親子でふれあい遊びを楽しみ、運動会で生かせる競技、遊戯、体操など楽しく学んだ。
　１６日に伊江村総合体育館で行われた親子ふれあい遊びでは、伊江と西の両幼稚園の５歳児とその保護者、幼稚園教諭が参加。やっしーさんのギターに合わせて運動したり、レジ袋を活用した遊びやビッグサッカーボール、パオパオバルーンなどをし、体育館には子どもたちの歓声や親子の笑顔があふれた。
　午後は伊江小学校体育館で１、２年生を対象に２人１組になってお互い後ろ向きになり背中を合わせ、力を合わせ立ち上がる運動などを行った。午後６時半からは保育者向けの運動会実技講習会が行われた。４０人余の参加者があり、日頃の保育に生かせる多くのヒントを得た有意義な時間を過ごした。
　１７日は東保育所で西保育所の３歳児も合流して、やっしーさんのギターに合わせて歌遊び、体遊びを楽しんだ。
　研修会を企画したのは伊江村教育委員会と保幼小中連携アドバイザーの玉城いつ子さん。玉城さんは「やっしーさんを村へ呼ぶことにより、親、子、保育士、幼稚園教諭など同じ空間で同じ時間を共有することで感動が倍になった」と成果を語り、「幼児や保育園・幼稚園の教材を提供していただいた株式会社メイトや、有限会社伸光堂の協力を得て実施することができた」と感謝した。　（知念光江通信員）