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島の恵み満載 親子で給食 渡嘉敷小中 授業参観兼ね試食会


島の恵み満載 親子で給食 渡嘉敷小中 授業参観兼ね試食会 子どもたちと一緒に和やかにクファジューシーに舌鼓を打つ保護者=23日、渡嘉敷小中学校給食室
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 【渡嘉敷】学校給食への理解を深めてもらおうと、渡嘉敷小中学校(嘉数雄信校長)は23日、同校の児童生徒の保護者や学校評議員を対象に、授業参観を兼ねた学校給食試食会を同校給食室で開いた。
 給食の前に玉城恵子栄養士が、当日の献立メニューにある沖縄の行事料理「クファジューシー」の材料や作り方などを説明した。このほか、アーサ入りゆし豆腐、ミヌダル(豚肉のごま蒸し)、パパイア炒めなども並んだ。沖縄のジューシー料理には、チンヌクやフーチバーなどいろいろあることを資料で説明した。
 保護者は給食室での配膳や子どもたちが食べる様子も参観し、一緒に座り和やかに試食した。保護者が児童生徒と同じメニューの給食を食べることで普段の給食内容を知り、自校料理でバランスの取れた健康的なメニューを子どもたちに提供していることを学んだ。同校は給食のメニューに児童考案のレシピも採用し、地元産の野菜、海産物メニューを取り入れるなど、給食を通じて食について学んでいる。
 保護者の與那嶺悟さん(47)は「子どもたちは学校給食のおいしさに満足している様子だ」とにっこり。同校赴任2度目の嘉数校長は「島の学校給食はとてもおいしいと好評だ。教育委員会をはじめ、栄養士や調理人の方々に感謝したい」と笑顔で語った。
 参加者からは「沖縄のジューシー料理のいろいろ、おいしさ、作り方が学べて良かった」と、さまざまな感想が聞かれた。 (米田英明通信員)