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地域の野菜 児童が植え付け JA具志頭青壮年部が指導 ピーマンとオクラ


地域の野菜 児童が植え付け JA具志頭青壮年部が指導 ピーマンとオクラ ピーマンのポット苗をプランターに移すやり方を説明する諸見謝慎さん=23日、八重瀬町立新城小学校
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 【八重瀬】JA具志頭青壮年部(諸見謝慎部長)は毎年、地域の小学校で出前授業を実施している。「農と共に育つ地域へ」をキャッチフレーズに、具志頭の農産物であるぐしちゃんピーマンとオクラの、植え付けと水やり体験を通して、地域の野菜に関心を持ってもらうことを目指している。今年は23日、八重瀬町立新城小学校(上江洲学校長)で食育授業の一環として、2年生の1組から3組までクラスごとに実施した。
 諸見謝部長(35)が講師を務め、プランターへの植え付け方法を教え、児童が各自専用のプランターに苗を植えた。ピーマンは手で穴を掘って植えたが、オクラは農家が使用する専用の道具を使って、ポット苗を効率よく植え付けた。
 諸見謝さんが水のかけ方のお手本を見せ「水をかける目安は、晴れの日はたっぷり、曇りの日は少し。雨の日はかけなくてもいいけど、愛情を持って世話してね」と優しくアドバイスした。
 「ピーマンの実ができたらどうしますか?」の問いかけに「持ち帰って家で食べる」「嫌いだからお母さんにあげる」と児童らの反応はさまざま。「地域の野菜を知ってもらえればいい」と、諸見謝さんは笑った。 (喜屋武幸弘通信員)