市立図書館にまんがコーナー　豊見城　なかいま強さん作など８００冊

　【豊見城】豊見城市立中央図書館は８日、まんがコーナーを新設し、貸し出しが始まった。なかいま強さんら県内出身の作家を中心に、沖縄が舞台となった作品をはじめ「スラムダンク」や「ちびまる子ちゃん」など人気作約８００冊を収蔵した。司書の照屋優子さんは「子どもだけでなく大人も楽しめるように考えて選書した」と話す。
　まんがコーナーは図書館２階の学習室奥に設置された。来館者から「漫画がないか」といった声が寄せられ、要望に応えようと昨年１０月に設置委員会を発足させて、新設に向けて準備を進めた。市民から寄贈された漫画から選定したほか、新たに購入した漫画を収蔵している。照屋さんは「沖縄を舞台にした作品はまだまだあるので今後も入れられたら」と笑顔で話した。
　２週間で１０冊まで借りられる。漫画の寄贈も受け付けている。今後も購入を含めて、漫画の種類を増やす予定だ。　（田中芳）