【与那原】8月に開催される与那原大綱曳に向け、伝統行事のアブシバレーが22日、与那原町で行われた。田植え後にあぜの草刈りを行い、虫払いをして豊作祈願をする儀礼。雨が激しく降る中、与那原大綱曳実行委員会(山内和実委員長)のメンバーや関係者らが町内5カ所の拝所を巡り、大綱曳の成功と町民の健康、地域の繁栄を祈願した。
終了後は板良敷にある与那原東小学校前の海岸に移動し、バナナの茎で作った舟にカタツムリを乗せ、東海岸から海へ流した。儀式を終えたメンバーらは「与那原大綱曳には雨乞いの祈願という意味も大きい。恵みの雨だ」と声を上げた。
大綱曳まつりは8月3、4日に開催する。 (普天間伊織)
有料
与那原でアブシバレー 大綱曳実行委メンバーら
この記事を書いた人
琉球新報朝刊