渡名喜小学校創立百周年記念事業で1989年に埋められた「渡名喜小・中学校タイムカプセル」が23日、35年ぶりに掘り出された。2009年に開封予定だったが見送られており、15年遅れての開封となった。
ビニールで厳重に包まれ地中に埋められていた青いポリバケツのタイムカプセルを大人4人がかりで取り出した。汚れを水で洗い流すと、きれいなままで姿を見せた。
翌日の24日、村多目的活動施設でタイムカプセル開封セレモニーがあった。当時子どもだった村民が集まり、カプセルの中から未来の自分に宛てた手紙や絵、手形、当時の新聞、カセットテープやビデオテープなどを取り出した。村民は懐かしそうに目を細めながら思い出の品を一つ一つ手に取っていた。
入っていた物は本人や家族に渡され、連絡が取れない場合は同村教育委員会で一定期間保管される。大城朗教育長は「心当たりのある方はぜひ教育委員会に連絡してほしい」と呼びかけた。
電話番号は098(989)2015。 (清水久乃通信員)
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タイムカプセル開封 渡名喜小中、35年ぶり
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琉球新報朝刊
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