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手作りススキほうき寄贈 多良間小・中に村出身西筋さん


手作りススキほうき寄贈 多良間小・中に村出身西筋さん 手作りのススキのほうきを寄贈した西筋昌則さん(後列右から2人目)ら=5月17日、多良間小学校
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 【多良間】多良間村出身で那覇市在住の西筋昌則さん(74)が5月17日、多良間小学校を訪れ、同小と多良間中学校に、昔ながらの方法で手作りしたススキのほうきを寄贈した。「子どもの頃はこれが宿題だった。教材の一つとして活用してほしい」と語った。
 西筋さんによると、幼少の頃、ススキをまとめるひもはアダンから作っていた。「(ススキなどの)材料は1年に1回しか採れないが、毎年楽しく作り、いろいろな施設に寄贈している」と話した。奥平笑央さん(6年)は「大切に使いたい」と感謝を述べた。 (清村めぐみ通信員)