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北海道・滝川市との交流報告 名護の児童、保護者に感謝も


北海道・滝川市との交流報告 名護の児童、保護者に感謝も 修了証書の受け取り後に記念撮影する、参加者の子どもたちと関係者ら=5月26日、名護市の県立名護青少年の家
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【名護】名護市と北海道滝川市の小学生が交流する名護・滝川児童交歓会(名護青年会議所主催)の事業報告会と修了式が5月26日、名護市の県立名護青少年の家で開かれた。昨年6月から一連の交流事業に参加した市内の小学生とその保護者らが参加し、名護青年会議所の又吉大輔理事長から修了証書を受け取った。
 事業報告会では10人の子どもたちが2グループに分かれて5日間の研修日程を振り返り、「初めての雪が最高で寒さも忘れて楽しんだ」「スキーは最初怖かったが滑れるようになった」「楽しくて帰りたくなかった。ホームステイ先の家族とまた会いたい」など感想を発表した。
 修了証書を受け取った後には「北海道で楽しい思い出をつくれたのは家族のおかげ」「沖縄で体験できないことを今後へつなげていきたい」などと一人一人が家族に感謝や決意、現地の感想を伝えた。団長の西村ひなのさん(11)は「礼儀の大切さやリーダーとしての意識を改めて感じた。健康に気を配ってくれたり、研修の送り迎えをしてくれたりしたことに心から感謝している」と涙ながらに両親へ伝えた。
 名護市の児童は2月16日から20日にかけて滝川市を訪問し、スキー体験や現地の小学生との交流などを行った。派遣は今回で49回目。昨年6月には滝川市の小学生を名護市で受け入れた。事業を担当する青少年育成LIEN委員会の徳田真一委員長は「体験を友だちや兄弟に伝えてほしい。伝えることからいろいろなことにつながっていき、またこの事業は続いている」とあいさつした。 (武井悠)