那覇市は3日、高齢者専門宅配弁当「宅配クック123」を運営するシニアライフクリエイト(高橋洋代表取締役)と「地域見守り協力に関する協定(見守りちゃーびら隊)」を締結した。
協定は、2014年に始まった市地域見守りネットワーク事業に基づく活動について盛り込んだ。市内業者が通常業務の範囲内で高齢者世帯における日常生活の変化を行政や警察などに知らせる取り組み。市によると締結は14社目。自治会などが担う「地域見守り隊」は58カ所と締結している。
同日に那覇市役所であった締結式で、知念覚市長は「単身高齢者の多い那覇市において、食の楽しみを届けるとともに、見守っていただけるのはありがたい」と感謝した。
高橋代表取締役によると、同市内の利用者は月間300~400人で、約1万4千食を配達している。地域見守り活動は全国各地の自治体と締結しており、ケアマネジャーなどと連携して利用者の生活環境も支える事例もあるという。
(嘉陽拓也)