表彰された山城美雪さん（左から2人目）＝６月21日、うるま署
玉城 文 うるま署（新里賢治署長）は6月21日、うるま市内の橋から飛び降りを図ろうとした女性を保護し人命救助したとして、同市の林静香さん（45）と山城美雪さん（38）に感謝状を贈った。
林さんは大雨となった5月21日の夕方、市内の橋の上で傘も差さず、はだしで立ちすくむ女性を見つけた。車を止めて女性に話しかけ、運転中の山城さんに助けを求めた。林さんと山城さん2人で女性を説得しながら警察に通報した。警察が到着するまで、「生きたくても生きられない人もいる」などと声をかけ続けて、思いとどまるよう説得した。
女性はその後、家族に引き取られた。家族からは感謝の言葉があったという。
林さんは「気付いて行動に移せて良かった。そのままにしていたら後悔していたはずだ」と語った。山城さんは「林さんからの『助けて』の合図を受けて、最初は事故かと思った。人助けだと知り『命を救うため、やるしかない』と覚悟を決めた」と振り返った。
新里署長は「大雨で視界が遮られる中で異変に気付き、行動した。勇気ある行動に感謝します」と謝辞を述べた。
（玉城文）
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