伝統的「ムッチー」作り挑戦 大宜味村婦連が講座 ヨモギを練り入れ 沖縄


伝統的「ムッチー」作り挑戦 大宜味村婦連が講座 ヨモギを練り入れ 沖縄 講師の新城さん(前列左)のフーチバームッチー作りに見入る大宜味村婦人連合会の会員ら=7月23日、大宜味村喜如嘉の村農村環境改善センター
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 【大宜味】大宜味村婦人連合会(大田博美会長)は7月23日、村内でウガンの時などに食べられていたヨモギを練り入れた餅「フーチバームッチー」を作る講座を開いた。会員ら約10人が同村喜如嘉区の村農村環境改善センターに集まり、伝統的な調理方法を学びながら交流を楽しんだ。

 会員の新城喜代美さんが講師を務めた。10年ほど前、新城さんが村塩屋で料理上手と言われていた80代の女性から学んだ伝統的な作り方を伝えた。

 ヨモギの柔らかい部分をゆでて、フードプロセッサーにかけてペーストを作る。ヨモギペーストと餅粉、砂糖などを混ぜてこねた後に、蒸し器で蒸すと完成する。手間のかかる作業に、会員らは真剣なまなざしで取り組んだ。

 参加者の河津多恵子さん(40)は「家族にも作ってみたい」と話した。 

(玉寄光太)