「音楽のまち」写真でたどる 沖縄市制50年企画 25日まで展示会


「音楽のまち」写真でたどる 沖縄市制50年企画 25日まで展示会 音楽の街の歴史と文化を参観者に解説するスタッフの砂川さん=2日、沖縄市のおんがく村
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 【沖縄】沖縄市のおんがく村は市制施行50周年記念特別企画「音楽のまち沖縄市写真展」を2日から開催している。25日まで。
 コザ市時代から現在まで、市内を活動の拠点としてきた琉球民謡をはじめロック、フォークなど多彩なジャンルの歌手やバンドの横顔やライブ演奏の写真数十点を中心に、音楽の街としての歴史と文化を振り返っている。

 音源やCDの視聴もできる。現役バリバリのグループも多く、おんがく村スタッフの砂川由美子さんは「沖縄市がなぜ音楽のまちと言われているかを改めて感じてほしい」とアピールする。

 おんがく村は8月で開設10周年を迎えた。今年3月まで市一番街にあったが、4月からゲート通りの市戦後文化資料展示館・ヒストリートの2階に移転している。

 おんがく村は県内関係に特化した音楽関係資料を収集、展示している県内では唯一、全国でもユニークな施設。専門家からも注目され、さまざまなライブイベントを企画し、10年間の来館者は約8万人、収集資料は1万8千点余に上る。

 ロック界の重鎮、バンド「紫」の宮永英一さんは「コザは日本ロック界の聖地としての誇りがある。それだけに情報発信拠点のおんがく村の役割は大きい」と、市制とダブルの節目にエールを送った。

 観覧は無料。開館は正午~午後6時。月曜、祝祭日は休館。
 (岸本健通信員)