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与那原町・上与那原 本番前、舞台で盛り上げ 豊穣・繁栄願い大綱引き 沖縄


与那原町・上与那原 本番前、舞台で盛り上げ 豊穣・繁栄願い大綱引き 沖縄 綱引き本番前にエイサーを披露する子どもたち=7月31日、与那原町
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 与那原町の上与那原区では区内住民を元気づけようと7月31日、4月に就任した仲村優香区長(34)を先頭に「うえよなばる綱曳(つなひき)まつり」を開催した。区の評議員長を務める濱川幸博さんが司会を務め、玄関前駐車場仮設ステージの開会式で仲村区長が「今日も区民と共に頑張ります」とあいさつ。「エイエイオー」と気勢を上げ会場を盛り上げた。

 2歳児の園児8人による遊戯に続いてギター演奏があり、区内で三線を楽しむ仲間たちの歌三線に合わせて区民の喜屋武菊江さん(82)や仲村区長らが踊ってにぎわった。シンガーソングライターの遥音さんの演奏に続いて最後に与那原中学生のエイサーが元気いっぱい演じられ、観客を魅了した。

 いよいよ心待ちしていた綱引きが始まった。

 区民が、西(いり)と東(あがり)に分かれて綱を引き合い最初は西側が勝ち、仕切り直して、鉦(かね)と太鼓が鳴り響く中、競い合い、次は東側が勝利を収めた。お互いに「躍進」「國豊」と書かれた旗頭を掲げ喜び合っていた。

 綱曳まつりを初めて体験する仲村区長は「綱作りから緊張していた。無事終えてホッとしている」と笑顔を浮かべた。

 この日は板良敷区でも綱曳まつりが開始され、区民の団結と地域繁栄を願って喜び楽しんだ。 

 (知花幸栄通信員)