【南部】与那原町、南城市、八重瀬町、糸満市の自然の中を走る「第7回沖縄100Kウルトラマラソン」(同実行委員会主催、琉球新報共催)が12月15日に開催される。大会の魅力を実行委員長の照屋勉町長に聞いた。
―大会の魅力は。
「早朝にスタートし、東海岸から太陽が昇る美しい景色を見ながら走れる。100キロマラソンでは距離が長いだけに同じところを往復する大会もあるが、与那原町をスタート地点に南城市、八重瀬町と通過し、糸満まで、原風景の中を走る爽快さはこの大会ならではだ」
―大会の特徴は。
「県外からの参加が多いのが特徴。昨年は世界記録保持者も出場した。今年は海外からの参加も増える見込み。12月でも暖かな気候と美しい海沿いの景色が評価されているようだ。与那原町の与那古浜公園をスタートして糸満市役所を折り返す100キロの部、糸満市役所から八重瀬町へ進む50キロの部、ニライカナイ橋、斎場御嶽(セーファーウタキ)、知念岬公園、あざまサンサンビーチなどの観光名所を巡り楽しみながら走れるニライカナイラン&ウォークの部がある。ペアで参加すると参加費が1人あたり千円オフになるペアエントリーもある」
―今回初めての取り組みは。
「ごみ排出量削減のため参加者全員にマイボトルを配布する。大会公式Tシャツにはペットボトルからリサイクルした素材を使用する。SDGsを重視し、環境に配慮した大会を目指している」
―今後の目標は。
「今回で7回目の開催だが、回を追うごとに参加者が増えている。前回は890人の参加だったが、今回は10月31日の締め切り日まで1カ月以上ある9月18日現在ですでに679人がエントリーしている。実行委員会としては今後さらに大会を盛り上げ、2030年代までには世界大会へと発展させたい」
―ランナーへエールを。
「100キロというとかなり長い距離に感じるはずで、実際に苦しいとは思うが、完走したときの達成感はなにものにも換えられない。ぜひとも挑戦してほしい」
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参加申し込みは公式サイトで10月31日まで受け付ける。電話での問い合わせは実行委員会事務局092(476)3307。
(聞き手・普天間伊織)