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高校野球の秋季九州大会がきょう開幕 沖縄尚学が午後2時半から神村学園と対戦 興南は29日に唐津商戦


高校野球の秋季九州大会がきょう開幕 沖縄尚学が午後2時半から神村学園と対戦 興南は29日に唐津商戦 イメージ写真
この記事を書いた人 琉球新報社

 来春の選抜大会につながる高校野球の秋季九州大会(第153回九州地区大会)が28日、福岡県の久留米市野球場と小郡市野球場で開幕する。沖縄県大会準優勝の沖縄尚学は28日午後2時半から、小郡市野球場で神村学園(鹿児島1位)と対戦する。沖縄県大会優勝の興南は29日午後1時から、唐津商(佐賀2位)と同球場で戦う。

 神村学園は今夏の全国選手権大会で初の4強入りを果たし、九州では昨年の春季大会で優勝を経験。小技も絡めて県大会5試合で計52点を奪うなど、今大会の優勝候補に挙げられる。対する沖縄尚学は、昨秋大会を制覇するなど3季連続の出場となる。ヒットエンドランやバントなどを絡め、機動力を生かした野球で立ち向かう。エース入里凜を中心とした守りからリズムをつくる。

 興南と対戦する唐津商は6季ぶり14度目の出場。佐賀県の秋季大会準決勝では11得点で七回コールドゲームを演じた。守備も手堅く投手陣を支える。走攻守の精度を上げ、勝ち上がりを図る。顔を合わせる興南は県大会でノーシードから頂点に立ち、勢いがある。6試合で計51得点の打撃力を誇った。エース左腕の田崎颯士がどこまで力を出せるか期待が懸かる。

 今大会の成績は来春の選抜大会出場を決める重要な参考資料となる。九州勢の出場枠は四つあり、九州各県から16校が出場する九州大会で2勝して、4強入りをすれば選抜出場が有力視される。優勝校は11月15日から始まる明治神宮大会に出場する。 (砂川博範)