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沖尚、大差で初戦敗退 エースの入里、球浮き痛打、失点重ねる 高校野球・秋季九州大会


社会
沖尚、大差で初戦敗退 エースの入里、球浮き痛打、失点重ねる 高校野球・秋季九州大会 沖縄尚学―神村学園 序盤から粘投する沖尚のエース入里凜=28日、福岡県の小郡市野球場(砂川博範撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 高校野球の秋季九州大会(第153回九州地区大会)は28日、福岡県の小郡市野球場などで開幕して1回戦4試合が行われた。沖縄尚学は今夏の全国選手権大会で4強の神村学園(鹿児島)と戦い、1―9の七回コールドで敗れた。神村学園や大分舞鶴、熊本国府、日南学園(宮崎)が準々決勝に進んだ。沖縄尚学のエース入里凜は高く浮いた直球を捉えられ5回5失点すると、この回途中で降板し、大城陽が継投した。だが神村学園はその後も攻撃の手を緩めず、さらに4点を加えた。沖尚は七回、シャーバーテーシャン迦(かい)の適時中前打で1点を返すも、反撃はここまで。沖縄尚学の春の選抜大会出場は困難な状況となった。29日は1回戦の残り4試合が行われ、興南は小郡市野球場で午後1時から唐津商(佐賀)と対戦する。


 沖縄尚学は強力打線を誇る神村学園(鹿児島)を抑えることができなかった。エース入里凜が序盤から奮闘するも、高めに浮いた球をはじき返され、失点を重ねた。制球の良かった変化球で何とか粘ったが、今夏の甲子園で4強入りしたメンバーが多く残る相手打線がその上を行き、1―9の七回コールドで敗れた。

 入里は「フォームがばらばらで、初回からいつもと調子が違った」。空振りがほしい場面で球を置きにいってしまい、それを拾われ先制点を許すなどいまひとつ振るわなかった。

 神村はミート力とパンチ力が高く、低いライナー性の当たりやポテンヒットで最後まで攻撃の手を緩めなかった。入里は五回、5点目を失った場面でマウンドを降りた。ただ直球と比べるとカーブやスライダーの出来は悪くなく、低めに集めて打ち取れてていた点は今後の収穫となった。

 沖尚は七回、2死三塁の好機からシャーバーテーシャン迦(かい)の適時中前打で1点を返し、やられっぱなしでは終わらせず意地を見せた。

 初戦敗退で春の選抜出場は難しい状況だ。入里は「1球1球の質をもっと大事にしていきたい」と飛躍を誓う。エースとしてチームを引っ張っていけるよう、ここからはい上がるつもりだ。

 (砂川博範)