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キングス、猛追届かず今季3敗目 大阪に76-81 終盤、粘りの守備から反撃(4日の試合)


キングス、猛追届かず今季3敗目 大阪に76-81 終盤、粘りの守備から反撃(4日の試合) 大阪エヴェッサ―キングス 第1クオーター、シュートを決めるキングスの今村佳太=4日、大阪市のおおきにアリーナ舞洲(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは4日、大阪市のおおきにアリーナ舞洲で大阪エヴェッサと今季第10戦を戦い、76―81で敗れた。今季通算成績は7勝3敗となり、西地区3位となった。

 前半からキングスは相手を崩せたが、シュートがリングに嫌われる。ジャック・クーリーのオフェンスリバウンドからの得点で10点のランを見せるも、30―40で折り返した。後半は大阪の3点弾攻勢もあり、最大18点差をつけられた。第4クオーター残り4分を切ったところから岸本隆一の3点弾を皮切りに点差まで迫ったが逃げ切られた。

 キングスの次戦は5日午後2時5分から、大阪エヴェッサとおおきにアリーナ舞洲で対戦する。

大阪 9勝1敗
 81―76(19―12,21―18,24―22,17―24)
キングス 7勝3敗


 西地区1位でリーグトップの得点力を誇る大阪エヴェッサに最大18点差をつけられたキングスだったが、終盤に粘りを見せた。

 第4Q残り4分を切った後はキングスの守備が追い上げムードをつくった。得点を重ねながら岸本隆一、今村佳太のダブルチームでトラベリングを誘い、アレン・ダーラムとアレックス・カークはプレッシャーをかけ、相手がボールを落とすと小野寺祥太が体を張ってボールを死守し、大阪の攻撃機会をつぶした。ファウルゲームをしながら、3点差まで迫ったが、逃げ切られた。

 終盤の守備の強度は高かったものの、それまでの守備は東アジアスーパーリーグ(EASL)の疲れの影響か、足が止まってしまったり、リバウンドに跳べなかったりした。攻撃では失点につながってしまうターンオーバーもあり、シュートを決めきれなかったことも大阪の速攻を生む原因となった。さらにテクニカルファウルをもらうなど判定に選手、コーチ陣ともにヒートアップしてしまう場面もあった。

 守備の修正が必要という今村は「終盤にカムバックできたことは良かったと思うので、明日は出だしから良い部分を出せるようにしたい」と5日の試合での雪辱を誓った。

 (屋嘉部長将)


波に乗れなかった

 桶谷大HC(キングス)の話 攻撃のリズムがつくれず、シュートが入らず、ファウルの多さも含めて波に乗れなかった。レイアップを決められなかった時に走られる展開が多くなると苦しくなるので、いい攻撃で終われるように、明日(5日)もう一度チャレンジする。