FC琉球U―18で2種登録している宜野湾市出身の幸喜祐心が11日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われた鹿児島戦でJデビューを果たした。
試合終盤の途中出場でボールに触る機会はなかったが、「次はもっと要求してゴールに関わりたい」と意欲を燃やした。
2―0の後半39分、地元の歓声を受けて「めちゃくちゃ点を取る気持ち」でピッチに立った。
ただ幸喜にパスは回らず、プロの洗礼を受けた格好になった。悔しさはあるが、「10年後に振り返った時にボールに触れなかったと笑い話ができる。ある意味でいいデビュー戦になった」と前を向いた。
金鍾成監督は幸喜の練習の姿勢やプレーを見て「大丈夫だろう」と投入を決めたという。
今後は守備の強度や走力などを鍛え、スタメン出場を目指し「90分、プロについていけるようにしたい」と幸喜。来季からはトップチーム昇格を内定させている。
今季残り3試合へ向けて「得意のターンを出して、チャンスがあれば得点に絡みたい」と意気込んだ。(古川峻)