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宜野座に「21世紀枠」推薦状 高校野球、来春センバツ 1月26日に出場校が決定


宜野座に「21世紀枠」推薦状 高校野球、来春センバツ 1月26日に出場校が決定 第96回高校野球選抜大会21世紀枠の推薦を受けた宜野座高校野球部の石川晄大主将(前列中央)、漢那透和副主将(同左)、大城祐乃副主将(同右)、宜野座高校と県高野連の関係者ら=16日、宜野座高校
この記事を書いた人 Avatar photo 池田 哲平

 【宜野座】沖縄県高校野球連盟は16日、来春の第96回高校野球選抜大会21世紀枠の推薦を決めた宜野座高校(木﨑智久校長)に、推薦の表彰状を贈った。12月8日に九州各県の推薦校から九州地区候補校が選定され、来年1月26日の選考委員会で、全国の中から2校の出場校が決定する。

 県高野連の遠越学副会長は選定理由について「地域の生徒を中心に頑張り、地域によりよい影響を与えている。力もありながら、近年は甲子園出場機会に恵まれていないことも含め、推薦を決めた」と述べた。選手らに「未来の扉を開いて、新たな伝統をつくれるよう、今後も努力と実践を積み重ねてほしい」とエールを送った。

 木﨑校長によると、野球部の部員らは学校活動でも率先して行動するなど、中心的な存在だという。多くが宜野座村出身の生徒で、2001年の選抜大会で4強入りしたOBが外部コーチとして指導し、県秋季大会で4強入りするなど実力をつけてきた。石川晄大主将は「バントを中心に練習を積み重ねてきて、秋の大会で形となって出すことができた。地域の方がサポートしてくれている。自分たちが選抜甲子園に出て、また宜野座旋風を巻き起こしたい」と話した。

 宮城岳幸監督は「このチームは他と違う取り組みで、強豪校に勝つための攻撃を選手と指導者でよく話し合ってきた。その形を自信と誇りを持って貫いてくれた。選出されたことで自信を持っていくと思う。自力をつけていきたい」と話した。

 (池田哲平)