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デイゴス、リーグ最終戦に勝利 後半出場のFW富沢が2ゴール!暫定2位に【3日の試合】


デイゴス、リーグ最終戦に勝利 後半出場のFW富沢が2ゴール!暫定2位に【3日の試合】 デイゴス―国見 後半15分に先制点を決めるデイゴスの富沢藍那(中央)=3日、南城市陸上競技場(名波一樹撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 女子サッカーのKYFA九州リーグ(Qリーグ)1部のエナジック琉球デイゴスは3日、南城市陸上競技場で国見FCレディースと今季最終戦を行い、2―1で勝利した。デイゴスの今季通算成績は10勝2敗2分けで勝ち点32。暫定2位となり、10日に行われる東海大学付属福岡高―福岡大学の試合結果によって最終順位が決定する。

 (3日・南城市陸上競技場)
琉球デイゴス
 2―1(0―0,2―1)
国見FCレディース


 琉球デイゴスは攻撃的な守りからパスカット、さらには巧みなパスワークで好機をつくり、国見FCレディースを2―1で下した。「流れを変える」と後半から出場したFW富沢藍那が2得点、今季最終戦に勝利を引き寄せた。

 デイゴスは前半、ボール支配率は高いが、相手の厚い守りの前にゴールを決められずにいた。

 ベンチで「(守りの)後ろが空いている」と分析した富沢は後半12分でコートイン、3分後に動きをみせた。MF牧山麗菜の上げたクロスに「裏を取るのは得意」と飛び込み左サイドからシュート。ボールは相手GKの左を抜け、ネットを揺らした。

 しかし、先制点を喜んだ直後に同点弾を許してしまう。それでも5分後、富沢が重なったディフェンスから抜け出て、「取り返してやる」と右から勝ち越しの1点を押し込んだ。その後は反撃の機会を相手に与えず勝ちきった。

 田口豊士監督は「目指していた攻撃的なサッカーができてきた」と今季を振り返る。主将の山城見友希は「勝ててほっとした。今季はカテゴリーが上の相手とも戦い、自信にもなった。来季も応援よろしくお願いします」とサポーターへの感謝で締めくくった。

 (名波一樹)