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西原(男子)、両エース軸に攻撃多彩 春高バレー4日に初戦 <全国に挑む2023>


西原(男子)、両エース軸に攻撃多彩 春高バレー4日に初戦 <全国に挑む2023> 総合力を生かし8強入りを目指す男子の西原(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 砂川 博範

 バレーボールの第76回全日本高校選手権大会(春の高校バレー)が1月4日、東京体育館で開幕する。沖縄代表で2年連続出場の男子西原は小松大谷(石川)、3年ぶり出場の女子西原は青森西と、いずれも4日の1回戦で対戦する。男子西原は田崎憲斗と大松悠樹の両エースを中心に、8強入りを狙う。女子西原は高さを生かしたコンビバレーで、まずは初戦突破し、上位進出を目指す。(砂川博範)


 西原男子は8強入りを目指している。田崎憲斗と大松悠樹の両エースがアウトサイドヒッターとしてチームを引っ張る。2人はタイプが異なり、田崎がスピード感のあるスパイクを放つ一方、大松はレシーバーが取れないほど力強いアタックで圧倒する。伊江周二監督は「この2人が攻撃の軸になる」と期待を込める。

 1年の頃から先発に入るセッターの古堅裕武が安定的なトスワークを発揮できるかどうかも試合の行方を左右しそうだ。ネット際でのミスが少ない上原新之介や、左利きで相手がタイミングを合わせにくい大城和晴もおり、両エースが厳しいマークを受けても多方面から攻撃の糸口をつかんでいく。中学でセッター経験のある東門篤己が古堅をフォローするなど選手層は厚い。

 守備から流れをつくることも重要で、現在はレシーブ力やブロック力の強化にも重点を置いて総合力の向上を図っている。

 平良晟也主将は「ベスト8という目標はあるが、まずは目の前の試合に勝つことに集中したい」と気を引き締める。

 前回大会で初戦敗退した雪辱も果たすつもりだ。チーム全員で1戦1戦、勝利をつかみにいく。