Bリーグの「オールスターゲームウィークエンド2024IN沖縄」の2日目が13日、沖縄市の沖縄アリーナを主会場に行われた。スリーポイントコンテストでは岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)が初優勝、スキルズチャレンジでは河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)が2連覇した。ダンクコンテストではディー・ジェイ・ステフェンズ(千葉ジェッツ)が優勝した。アジアライジングスターゲームでは127―115でアジア特別枠選手チームが勝利。アジア特別枠選手チームのカール・タマヨ(琉球ゴールデンキングス)はチーム最多の18得点を挙げた。最終日の14日はオールスターゲームなどが行われる。
60秒間で異なる場所から3点弾を打って得点を競うスリーポイントコンテストで、キングスの岸本隆一が前回大会優勝者の齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)を1点差でかわして優勝を決めて、地元開催の大会に花を添えた。
1番手で挑んだのはキングスU18の宜保隼弥だ。多くのプロ選手、観客が見つめる中、6連続シュートを2度決め、18得点と好成績をたたき出した。
会場の大きな拍手を受けて登場した岸本は、「今日勝たないでいつ勝つのかという思いで準備してきた」と自信を見せた。圧巻は最後の9連続シュート。代名詞でもあるココナッツスリーに挑み、惜しくもリングにはじかれたが歴代1位となる21得点を挙げた。その後も得点を抜かれることなく、最後の齋藤に詰め寄られるが1点差で逃げ切った。
初出場で3位の宜保は「優勝したかったけど、トップで観客を盛り上げられたのは良かった。全力で楽しめた」と満足そう。優勝した岸本は「外した時の観客の落胆の声は聞こえていたが、後は集中し切れていた」と笑顔で振り返る。それでも「ココナッツスリーを決め切れなかったので、本戦で決めたい」と14日のオールスターゲームでの成功を誓った。
(屋嘉部長将)
ボールが滑ってミスした
ダンクコンテストで2連覇を逃した、昨季キングス所属のコー・フリッピン(群馬)の話 ボールが滑ってミスをした。次、やる時にはすごく疲れてしまった。毎年、沖縄アリーナでオールスターをやってほしい。ほかの選手も楽しいと言っている。