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女子は石川が全勝で初栄冠 小橋川杯高校バスケ 終始リード、3点弾で突き放す


女子は石川が全勝で初栄冠 小橋川杯高校バスケ 終始リード、3点弾で突き放す 女子決勝リーグ 石川―西原 第1Q、西原のシュートを止める石川の桃宇芹奈(中央)ら=14日、沖縄市の県総合運動公園体育館(又吉康秀撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 バスケットボールの第42回小橋川寛杯争奪高校選手権大会最終日は14日、県総合運動公園体育館で決勝リーグ最終戦が行われた。男子は美来工科が77―62で小禄を下し、3戦全勝で2年連続8度目の優勝をつかんだ。女子は石川が81―66で西原を退けて3戦全勝の初優勝を飾った。男女上位4チームは第54回全九州春季選手権大会(3月・佐賀)の出場権を得た。

終始リード 3点弾で突き放す

女子優勝の石川=14日、沖縄市の県総合運動公園体育館(又吉康秀撮影)

 女子は石川が初優勝をつかんだ。2年生主体で挑んだ12月の全国選手権(ウインターカップ)での経験も生かし、終始リードする展開に持ち込んだ。第1クオーター(Q)中盤以降に木代香里、古謝志帆、桃宇(とう)芹奈の3点弾で一気に突き放した。

 古謝が苦しい場面でポイントガードの役割をこなし、相手を引きつけてパスを散らした。173センチの桃宇は守備のリバウンドで力を発揮しつつ、攻めでは3点弾の精度の良さやゴール下で確実に得点を重ねた。安仁屋菜央はパスカットからの速攻などで得点し、チームに貢献した。

 反省しきりだったのは城間瑠華。厳しくマークされ、本来の力を出せなかった。「前半はなかなかボールを持たせてもらえず、後半はドリブルで切り込むと3人以上で防がれた」と徹底して封じられた。「もっと考えてプレーしないといけない」と課題を受け止めつつ、前向きさを持ち味に成長を誓った。

 積極的なプレーで躍動した古謝は「高いチームに対し、1対1で負けない守備力が必要」、桃宇は「守備で出た、詰めの甘い部分は修正したい」と九州を見据えた。

 (大城三太)


【女子】決勝リーグ
石川
 81―66 (29―14,18―21,20―15,14―16)
西原

小禄
 72―35(19―8,17―7,10―6,26―14)
知念

▽最終順位 (1)石川3勝(2)西原2勝1敗(3)小禄1勝2敗(4)知念3敗