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中学新人女子サッカー 高江洲が初優勝 名護に1―0 サリバン、大会7得点


中学新人女子サッカー 高江洲が初優勝 名護に1―0 サリバン、大会7得点 高江洲ー名護 前半、決勝点となる先制ゴールを決める高江洲のサリバン莉愛シンティア=北谷町の桑江総合運動場(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーの第13回県中学校女子新人大会の決勝が20日、北谷町の桑江総合運動場で行われ、高江洲が1―0で名護を下して初優勝をつかんだ。高江洲は前半から押し気味に試合を進め、終盤にサリバン莉愛シンティアがゴールへ迫り、先制点を挙げた。後半は名護が攻める時間帯が続いたが、守備陣にシュートを阻まれ同点に追い付けなかった。大会は8人制で行われ、8チームが出場した。13日に予選リーグ、20日に準決勝、決勝を実施した。


 高江洲はFWサリバン莉愛(りあら)シンティアが大会7得点と活躍した。決勝の名護、準決勝の豊見城戦で決勝点をたたき込み、初優勝の立役者となった。

 名護戦の前半、決定的場面を幾度か逃したサリバンだったが、最後は仕留めた。相手中盤選手からのバックパスがそれたのに素早く反応し、先にボールを奪うと、うまく蹴り込んで先制した。

 高江洲は後半、一転して守勢に回った。攻め込まれる時間が多くなったが、DF前上門美羽が相手エースのシュートに反応して防いだ。比屋根麻鈴はゴール前で体をうまく寄せてチャンスの芽を摘み取った。前上門は「練習試合で名護に負けており、高く浮いたボールへの対応が課題だった。ヘディングでの競り合いや体を当てに行くこと、先にトラップすることを心がけた」と対策を実行した。

 又吉結衣主将は「サイドからのクロスで得点を狙い、反対側まで視野を広げてプレーした」と中盤で激しく競り合った。

 初動のトラップや動き出しの巧みさが光ったサリバンは「守備を蹴散らすプレーを目指して、夏季大会も優勝を目指す」とさらなる上達を誓った。

(大城三太)

初優勝した高江洲の選手たち
初優勝した高江洲の選手たち