日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは20日、広島県のコジマホールディングス中区スポーツセンターでイズミメイプルレッズと今季第6戦を行い、25―25で引き分けた。通算成績は1勝4敗1分けで、順位は7位に浮上した。前半は相手の素早い横の連係やポストプレーに苦しめられ、10―14で折り返した。後半は序盤から連続で点を重ね中盤で逆転した。相手も一歩も譲らず、後半20分以降はイズミの堅守でテラスもなかなか点を奪えないなど、最後はお互い決め手を欠いて、同点のまま試合を終えた。テラスの次戦は27日午後2時から、名護市の21世紀の森体育館で三重バイオレットアイリスと対戦する。
イズミ(6)
25―25(14―10,11―15)
ザ・テラスホテルズ(3)
ザ・テラスホテルズは昨年11月以来の勝利とはならなかった。主力選手を欠く中、若手が躍動して5位のイズミメイプルレッズを脅かし続けたが、相手も堅守で意地を見せ、引き分けに持ち込まれた。
テラスは前半、ノーマークのシュートを外すなどミスもあり10―14で折り返した。後半は一転、この試合から新たに加わった大阪体育大学の竹内聖空や大樋歩希がミドルやポストプレーで連続得点を奪って存在感を発揮。後半10分で追いつくと、ルーキーから刺激を受けた他の選手も躍動し、同13分に逆転した。
東長濱秀作監督は「けが人の影響でメンバーのやりくりが大変だったが、選手が何人か加入したことで攻撃のバリエーションが増えた。ミスの数も減った」と振り返った。
終盤は相手の積極的な守備でシュートまで持っていけない場面が増え、逆速攻で再逆転を許すなどシーソーゲームが続いた。最後は両チームとも勝ち越しできなかった。
次戦はホーム戦となる。東長濱監督は「1点でも相手を上回って勝つ」と勝利をつかみにいく。
(砂川博範)