柔道の日本ベテランズ国際大会で初優勝した盛龍也＝23日、那覇市泉崎の琉球新報社
古川 峻 柔道の日本ベテランズ国際大会（第18回日本マスターズ大会）が1月20、21の両日、東京都の講道館で開かれ、盛龍也（65）＝辺野古龍盛道場＝が65～69歳の部90キロ級で優勝した。同大会の試合の部で県勢が優勝したのは初。盛さんは「自分でもびっくりしている」と初優勝を喜んだ。
昨年は100キロ級で1回戦敗退。コロナ禍のため2年連続で中止になる前は、3大会連続で同級3位だった。
5年目の今年は運に恵まれた。準決勝は不戦勝で勝利し、「千載一遇のチャンスだ」と決勝に奮起した。前へ前へと攻め続け、一本は取れなかったものの優勢勝ちした。
勝因は「人よりも、自分自身に負けてたまるかという気持ち」だ。警備の仕事の傍ら、日々の筋トレや鉄柱への打ち込みを欠かさなかった。
二足のわらじを履くパワーリフティングは全国大会でこれまで計14回優勝。今後も柔道と両輪で続ける。「一度しかない人生。やれる限り続けていきたい」と意気揚々と語った。
（古川峻）
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