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FC琉球、開幕へJ1勢と実戦形式 FC東京の長友、徳元らと激しい攻防 


FC琉球、開幕へJ1勢と実戦形式 FC東京の長友、徳元らと激しい攻防  トレーニングマッチで汗を流すFC琉球の岩本翔(右から2人目)、FC東京の長友佑都(同3人目)ら=23日、かいぎんフィールド国頭(大城直也撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーJ3のFC琉球OKINAWAは23日、かいぎんフィールド国頭で今季沖縄キャンプで初の練習試合に臨んだ。J1のFC東京と45分の3セットを行い、0―3、2―2、0―3の結果だった。この日の気温は11度で、時折雨が降りしきる中で両チームの選手が激しくぶつかり合った。琉球は新加入選手を含め、キャンプで取り組んできた連係を確認しながらプレーし、失点を受けて新たな課題と向き合う。

 FC東京は元日本代表の長友佑都、徳元悠平=那覇西高―城西国際大出=らが所属する。展開の速さやサイド攻撃の鋭さ、球際の当たりの強さで一歩先ゆく流れをつくり決定力の差も見せつけた。

 失点シーンはミドルシュート、縦へのスルーパスやサイドからのロングクロスなどを中央から決められた。DF陣がゴール中央を固める前に崩され、FWにピンポイントで合わせられるなど、緻密なパスワークに速さが加わる形でこじ開けられた。

 琉球はボランチの平松昇、岡澤昂星が持ち前のキープ力と視野の広さでパスの中継地点となり、好調さをアピールした。

 得点したのは野田隆之介と岡澤だった。金鍾成(キン・ジョンソン)監督は「きょう出た課題や、相手の圧で積極的にいけずに課題を出し切れなかったという部分にも取り組んでいく。ボールを動かしていき、守備でも積極的に人にぶつかっていかないといけない」と述べた。新加入選手らの特長を見極めている様子で、「選手が力を出していけるように、ポジションも動かしながら組み合わせもいろいろやっていく」と語った。

 琉球は25日午前11時から南風原町の黄金森公園陸上競技場で名古屋、27日午前11時から、うるま市の具志川運動公園多種目球技場で町田、31日午後1時から赤間総合運動公園サッカー場で川崎と練習試合を行う。

 (大城三太)