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比嘉ら日本 アーティスティックスイミングTR銅 世界水泳第5日 確実性重視、ミスなく演技


比嘉ら日本 アーティスティックスイミングTR銅 世界水泳第5日 確実性重視、ミスなく演技 比嘉らチームTRで銅メダルを獲得した日本
この記事を書いた人 Avatar photo 共同通信

 【ドーハ共同】水泳の世界選手権第5日は6日、ドーハで行われ、アーティスティックスイミング(AS)のチーム・テクニカルルーティン(TR)決勝で日本(比嘉、木島、小林、佐藤、島田、和田、安永、吉田)は275・8787点で銅メダルを獲得した。今大会の日本勢のメダル第1号。パリ五輪出場枠は日本が7位だったアクロバティックルーティン(AR)と、TR、9日に決勝が行われるフリールーティン(FR)の3種目の合計得点で争われる。男子3メートル板飛び込み予選で、8度目の出場となる坂井丞(ミキハウス)は383・50点で12位となり、18人で争う7日の準決勝に進んだ。須山晴貴(NSP宇都宮)は19位で落選した。


 ASのチームの日本が見事に立て直した。4日のAR決勝は体調不良者が出た影響で直前の練習がうまくいかず、大減点されて7位に沈んだが、TRでは表彰台を確保。大きなミスなく演技をこなし、吉田主将は「自信につながった」と笑顔を見せた。

チームTR決勝 演技する日本=ドーハ

 日本はライバルに比べて難易率は高くない構成で確実性を追求した。きれいに動きがそろった脚技でアピールし、テーマの「雷」を表現した振り付けも目を引いた。同じ動作でも各自が違う方向を向いて行うなど工夫。8日に予選が行われる最後の種目のFRへ弾みをつけた。

 「空気が重かった」(吉田)というチーム内の雰囲気も一変。3種目の合計得点で決まるパリ五輪出場枠は、既に各大陸代表で枠を得ているチームを除いたランキングで5位までが獲得する。日本はAR終了時で6位と圏外だったが、TRを終え3位に浮上した。

 FRではARで失敗したリフト技に再び挑戦する。吉田は「自分たちの力を出し切れば、結果が出ると信じていきたい」と自らに言い聞かせるように話した。


強い気持ちで挑めた

 比嘉もえの話 予選に続いて決勝も強い気持ちで挑めたのは良かった。ちょっとの差でスペインに負けてしまったのは悔しい。