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テラス、今季2勝目 HC名古屋に31―25 守護神桑原 好セーブ【10日の試合】


テラス、今季2勝目 HC名古屋に31―25 守護神桑原 好セーブ【10日の試合】 今季2勝目を挙げたザ・テラスホテルズの選手ら=10日、愛知県の名古屋金城ふ頭アリーナ(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは10日、愛知県の名古屋金城ふ頭アリーナでHC名古屋と今季第8戦を行い、31―25で勝利した。通算成績は2勝5敗1分け。順位は8位に上がった。

 テラスは試合開始直後からスピーディーな攻撃で相手を突き放した。しかしミスが続き、リードは詰められ一度は同点まで追い付かれた。15―13で迎えた後半、テラスは喜納歩菜を中心に再び点を重ねる。GK桑原美紗季は何度も好セーブを見せた。再び後半で相手を突き放し、今季2勝目を挙げた。

 次戦は12日午前11時半から、同会場で香川銀行と対戦する。


 ザ・テラスホテルズは6試合ぶりの勝利を挙げた。存在感を示したのは主将でGKの桑原美紗季。要所で好セーブを見せ、守護神としての役割を果たした。昨年加入した選手らもコートを駆けて得点。パスカットやワンマン速攻も決まり、今季2個目の勝ち星をつかんだ。

 前半にあったリードは詰められ、15―13で先の見えない後半が始まったが、GK桑原の堅守が光り、相手に流れを渡さなかった。一度防いだシュートからリバウンドを拾われ、再びゴールを狙われても防ぎ切る。1対1でも豪快なジャンプでシュートをはじき、球はポストに当たった。桑原は笑顔でガッツポーズし、喜びを爆発させていた。

 不安だった後半だが、攻撃も出だしから好調だった。大島ひなた、當山桃加、喜納歩菜と昨年に加入した選手らで連続得点。喜納はチーム最多得点の9点をマークした。一度は同点に追いつかれたテラスだが、勢いに乗って勝ち切った。

 次戦は12日。東長濱秀作監督は「2連勝するつもりだ。試合まで一日と時間はないが、対策したい」と語り、油断する様子はない。

 (名波一樹)