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オリックス・宮國「一日でも早く支配下へ」 <プロ野球キャンプ>


オリックス・宮國「一日でも早く支配下へ」 <プロ野球キャンプ> ブルペンで腕を振るオリックスの宮國凌空=8日、宮崎市のSOKKENスタジアム(宮崎市清武総合運動公園)(名波一樹撮影)
この記事を書いた人 アバター画像 名波 一樹

 オリックス・バファローズ育成ドラフト3位の宮國凌空(りく)(18)=宜野湾中―愛知・東邦高=は宮崎で迎える初の春季キャンプで奮闘している。

 「一日も早く支配下登録されたい」と熱意を示した。

 1月に大阪の選手寮に入り、プロとしての一歩を踏み出した。キャンプでは紺のユニホームに袖を通し、リーグ4連覇を目指すチームの一員としてブルペンで右腕を振る。「1年間どのように戦っていくのか、そのためにどのような過ごし方をするのか。先輩たちに見習いたい」とキャンプでは手探りながらも熱心に学んでいる様子だ。

 チームの雰囲気にも慣れてきたようで「野球生活も自分が送りたいように送れている」と語る。高校現役時と比べ、食事や睡眠、摂取するサプリメントなど、体のケアもより意識できているという。

 中学時代は硬式野球の宜野湾ポニーズに在籍し、全国大会優勝も経験した。卒業後は東邦高で鍛錬を重ね、昨年の春の選抜大会では先発として2試合マウンドに立った。

 オリックスの新エース候補・宮城大弥は宜野湾ポニーズの先輩だ。同じ場所で練習する際には「コンディションのことなど、いつも声をかけてもらい話しやすい」と気に掛けてもらっているようだ。

 1軍を目指し、「沖縄出身の1人の選手として、県民に勇気や感動を与えたい」と力強く語った。

 (名波一樹)